代表挨拶

トーエー不動産鑑定株式会社
代表取締役 吉本 博貴(よしもと ひろたか)

プロフィール

1965年(昭和40年)生まれ
昭和63年 法政大学経営学部経営学科卒業。
学生時代は野球、アメリカンフットボールなどスポーツに没頭。不動産を生かすのは人間次第でありつまり、個人生活・企業活動の成長は不動産のあり方・価値を極大化し、さらに個人生活・企業活動を成長させる、という不動産とのベストな付き合い方を提唱。どのタイミングで取得して処分するのかを時間軸でとらえ、ソリューション型の不動産調査・鑑定を日々実践している。趣味は、スポーツ観戦。特に学生野球はかつての夢とダブらせながら、子供と一緒に熱くなっている。

「お客様の視点を持つ」ことを変わらずにモットーとし、お客様をはじめとする方々へ
「感謝」を原点に「最も信頼できる相談相手」だといっていただけるよう、誠心誠意尽くしてまいります。

 ようこそトーエー不動産鑑定株式会社のホームページへ。代表取締役の吉本博貴と申します。

 弊社は、平成6年の開業以来、一貫して「お客様の視点を持つ」をモットーに歩んできました。「お客様の視点を持つ」とは「お客様にご満足いただく」ことであり、それを追求していくことがひいては会社の繁栄にも繋がるものと信じてきました。

 私は、法政大学第二高等学校の硬式野球部で3年間を過ごしました。2年生のときには神奈川県大会を制し、甲子園出場も果たしています。といいましても、そこに至るまでの猛練習で肩を壊してしまい、ポジションはグラウンドではなくスタンドでした。ベンチ入りすることができず、仲間の応援をしていたのです。悔しさもありましたが、この経験が「お客様の視点を持つ」という当社の根幹となった原点のような気がします。それまでの私は、自分を中心に物事を考えていました。ところが、初めてスタンドから仲間のプレーを見たとき、グラウンドではわからなかった様々なことに気づくことができたのです。バッターは今どんな球を待ち、ピッチャーは次にどの球で勝負しようとしているのか…。スタンドで応援している人も、選手と一緒に熱くなることができるのだと実感しました。相手の思いや状況を理解し、客観性を持って対処する意識が、「お客様の視点を持つ」ことの源なのだと思います。

お客様の課題を全社員で共有

 これまでにいただいた案件の中には、依頼の翌日に鑑定書を用意して欲しいというものもありました。さすがに翌日というわけにはいきませんでしたが、不眠不休で対応させていただき、「頼りになる鑑定事務所」と、高く評価していただいております。

 実はこうした依頼をこなすうち、多くの社員が離れていった時期がありました。お客様のご要望にお応えするために過酷な労働を科したこともあるのでしょう。このことはある意味、自分自身が否定された感じで、会社の存在理由が問われたことでもあり、大いに悩み、考えさせられました。さすがに落ち込みましたが、それでも信念を失ったわけではありませんでした。確かにこの当時は「お客様の視点を持つ」ことの難しさを思い知らされましたが、自分の原点を見つめなおす良いキッカケにもなりました。そして、お客様のニーズに応えること、社員のニーズに応えること、自分自身のニーズに応えることについて、ここ1、2年本当に考えさせられました。

 当社に依頼されるお客様が抱えている問題の大きさ、悩んでいるお客様の気持ちを社員一同で実感し、共有することが如何に大切か。試行錯誤を繰り返しながら、私はこの点に気付くこととなりました。それは、お客様のニーズに応えるためには、やはり社員のニーズにも応えていく必要があることも意味しました。しかし、多くのお客様に喜んでいただき、ご満足いただくことは、最も大切な目標であり、そのためにはベストを尽くさなければなりません。それはまた「今」という時間を大切に目標に向かって生きることでもあります。そしてこのような当社のモットーを踏まえ、“ベストを尽くす努力なくしてお客様のニーズに応えることはできない”という事実を社員がよく理解し業務に励むことが、社員の自信や自立心を育み、成長に繋がるという原理に至ったのです。それ以来私は“お客さまのニーズ”が、結果的には自らの価値を向上させたい“社員のニーズ”に結びつくことを徹底して社員に言い続けています。それは最終的には、自分自身のニーズを実現することでもあるからです。

「感謝」の気持ちを一つに

 「今」を大切にし、ベストを尽くすことは「感謝」の気持ちがないとできるものではありません。「お客様の視点を持つ」ことの難しさにぶつかる中で、果たして今まで私自身、お客様や社員に本当の「感謝」の気持ちを持って仕事をしてきただろうかと反省しました。そして今まで、社員へ「感謝」の気持ちを持つことの大切さを伝えてこなかったことに気づいたのです。感謝の気持ちがなければ何も始まらないし、何も達成できないということを社員と共に認識していなかったのです。無知と言われても仕方ないことですが、私は改めてお客様への思いを社員一同で共有するだけでなく、お互いに感謝する気持ちを一つにすることの大切さを肝に銘じました。お客様に支持されないということは、社会の役に立っていないことであり、存在理由がないのも同じです。したがって私たちは、ベストを尽くすしかないのです。今この時トーエーで働いていることを大切にすること、トーエーで働くという選択を大切にし、懸命にお客様のために尽くすことです。そして、もちろんその原動力となるのは「感謝」の気持ちです。それらが実現できれば自然に成功がもたらされると確信しています。

 ベストを尽くしている姿は輝いていて、そんな輝いている人達が働いている会社には、お客様も安心して依頼を寄せていただけるのではないかと思います。お客様に喜んでもらい、社員に喜んでもらう。そんなシーンを見ることが、今では私自身のニーズだったと気付きました。そしてお客様、社員の皆、またご協力いただいている不動産鑑定士皆様へ本当に感謝していますと、心から伝えたいと思います。

プロフェッショナルになるということ。

 「お客様の視点を持つ」ために、当社が常に意識している考え方があります。それは、マエサワ税理士法人(http://www.maesawa.org/comp.htm)の前沢理事長が提唱されているつぎのような内容です。前沢理事長は、国家資格である「士業」が「われわれは特別な人間だ!」と思い込みに陥ってしまう「専門バカ」という罠について述べています。その視点は、一見どちらも肯定的に見られている「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」の違いに象徴されます。

 それによると「スペシャリスト」とは、とにかく勉強家であるが、常にその分野の幅広い勉強をしているので、どうしても話に前置きが多くなり、方法論の正誤にこだわると共に技術的な精緻さに固執する傾向もみられると定義されています。さらに特有の傾向として、ごく簡単な事でも難解に説明し専門家としての認知を高めたがると共に、マネジメントやお客様が望んでいることに対し、それが「できない」という理由を見つけるのがうまい、とも述べています。また、スペシャリストのこうした特性の原動力となっているのは、自分の権威性や知識、経験における優位性を高めたいという気持ちだと説明しています。

 「スペシャリスト」の特性として説明されているこの点こそが、「専門バカ」に陥ってしまいがちな「士業」のマイナス面でしょう。これに対して「プロフェッショナル」は、まさに「お客様の視点を持つ」ことで「ベストを尽くす」存在の象徴として語られています。

 まず「プロフェッショナル」にとっての勉強とは、特定の問題解決のために必要なものであり、余計な内容に固執せず、今、重要な問題をフォーカスして単刀直入に話ができるとしています。また、スペシャリストとは逆に、専門的で複雑な事柄を素人にも分かりやすく説明できるコミュニケーション能力を持っていると定義しています。したがってプロフェッショナルは、マネジメントやお客様が望んでいることに対し、解答を見つけて実行に移すのがうまいのです。そして、プロフェッショナルのこうした特性の原動力となっているのは、お客様に付加価値を提供し喜ばれたいという気持ちだと分析しています。

 厳しい修行と難しい試験を突破してやっと掴んだ資格、気持ちは分りますが、資格は自分のために生かすのではなく、人のため社会のために生かすこと、そのスタートラインにやっと着いたということを忘れてはなりません。それも私は「感謝」の心の一つではないかと考えます。士業も通常のサービス業を営む事業会社様と同様に、専門知識と技術を駆使してお客様にご満足していただくために存在しています。そのためには真に“プロフェッショナル”な人間・集団にならねばなりません。それがまた当社の存在理由であり日夜努力していることです。

社名にこめた「お客様の視点を持つ」の思い。

 弊社名である「トーエー不動産鑑定株式会社」には、これまでご紹介してきた「お客様の視点を持つ」という創業時からのモットーが色濃く反映されています。

 トーエーの「トー」には、サラリーマン時代に「お客様の立場にたったものづくり」という「お客様第一」の精神を叩き込まれた、東京建物株式会社の頭文字「東」をいただきました。弊社のモットーである「お客様の視点を持つ」には、私が身につけたこの当時の成果が生きているのです。また、尊敬する父の会社の東映産業株式会社の頭文字も「東」であり、2つの意味で私には重要な言葉となっています。

 次に、トーエーの「エー」には、「お客様と共に繁栄する」を志す意味をこめた「栄」を当てました。この「エー」には、やはり父の会社名の中にある「映」と同じ音という思い入れもあります。

 このような思いで名づけた「トーエー」という言葉は、若々しく元気な国際的な企業でありたいという希望をこめて「カタカナ」表示としています。

 さらに、独立中立の立場から「不動産鑑定」を生業とする集団であると、はっきりメッセージするために「不動産鑑定」と入れています。

 また、この集団は「お客様にご満足していただく」という成果を限りなく追求拡大していきたいという気持ちから「事務所」ではなく「株式会社」という会社組織を選択しました。

 これまで述べてきましたように、トーエー不動産鑑定という会社経営と共に私自身もまた気づき、成長させていただいたことは、嘘のない事実であります。またその一方で、「お客様の視点を持つ」というモットーをひたすら追求し、「お客様にご満足いただく」ことに真正面から取り組んできたという自負も持っています。そして、それらの原点に「感謝」の気持ちを据え、全社員でこれを共有してきた歴史は、これまで申し上げてきた通りです。

 こうした核となる思いを貫いた結果、現在、多くのお客様からの信頼のもと、年間500件を超える鑑定依頼をいただく状況を実現させ、同時に無事にお納めする技術力も年々、堅実に進化しております。これまで努めてまいりましたとおり、今後も常にお客様の視点を持ち問題の解決を図り、満足していただける鑑定会社であり続けたいと願います。そのために、引き続き技術力のアップをはかり、問題解決の能力向上に努め、お客様のニーズに応えてまいります。また、当然のことながらお客様と社員、そしてご協力いただいている不動産鑑定士の皆様への「感謝」の気持ちは、より一層大切にしてまいります。そして、私どもの専門知識と技術を活かせる不動産という分野で、不動産でお悩みになっている方々へ、より柔軟に的確にお役に立てるようさらに努力する所存です。今後ともご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

トーエー不動産鑑定株式会社
代表取締役
吉本 博貴


資格

不動産鑑定士
不動産カウンセラー

所属団体

公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会 会員
公益社団法人東京都不動産鑑定士協会 元理事
特定非営利活動法人日本不動産カウンセラー協会 会員

  • 昭和40年生まれ
  • 昭和56年 法政大学第二高等学校 入学
    3年間伝統ある硬式野球部に所属、二年生のとき神奈川県大会で日本大学高等学校を破り優勝、甲子園へ出場をするが、ベンチ入りできずスタンドから応援する。 
  • 昭和59年 法政大学経営学部 入学
    4年間アメリカンフットボール同好会に所属。三年次にはバイスキャプテンとしてチームに貢献。ゼミは下川教授のマーケティング論を勉強したが、主にゼミ内の親睦会に精を出した。そのせいか教授とは今でも親交が厚い。当時バブルの初期段階でやがて土地神話が頂点に。主に流通業を専門として勉強していたため、企業の企業活動は本業より、土地を争って買うことのほうが企業の資産価値が向上することに疑問を覚え、不動産価格のからくりに興味を抱き不動産関連資格の最高峰である不動産鑑定士試験にトライすることを決意。
  • 平成元年 株式会社共立鑑定所(不動産鑑定士事務所)入所
    主に金融機関の担保評価。国土利用計画法に基づく第三者鑑定。当時はバブルの真っ盛りのため鑑定受注が殺到しており、年間150件の鑑定補助に従事し、全国をまたに鑑定調査にいそしむ。体中に全国地価マップを植えつける。
  • 平成3年 東京建物株式会社 鑑定部 入社 不動産鑑定士第二次試験 合格
    事業会社向けの不動産鑑定評価を中心に、共同ビルの一体管理方式の提案など土地有効活用事業に従事。大型案件、再開発ビルの権利調整など複雑多岐にわたる鑑定評価従事。不動産を活用した事業手法を体内に植えつける。法人対応のソリューション型鑑定評価を実践する現在の業務執行にあたり大きな布石となる。
  • 平成5年

不動産鑑定士第三次試験 合格

  • 平成6年3月

不動産鑑定士登録(5558号)

  • 平成6年4月

トーエイ不動産鑑定株式会社設立 代表取締役に就任

  • 平成21年8月

トーエー不動産鑑定株式会社へ商号変更

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